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【51歳現役S級競輪選手】伊藤健詞さんと水無山登山 その2

対談
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林道を登ると暫くして展望台が見えて来ました。

昭和30年代の建造物らしいレトロな外観の3階建て鉄筋構造の展望台です。

以前登った時は入口が藪で覆われていて、藪を漕いで進まないと中に入ることが出来ませんでしたが、誰かが下草を刈ってくれた様で、今回はすんなり中に入る事が出来ました。

幼少の頃の微かな記憶を辿ると、展望台の一階と二階には売店や小さな食堂があった様な記憶があります。

らせん状の階段を上って3階に着くとそこは展望台です。

展望台からの眺望は抜群で、白山はもちろん、加賀三山と言われる鞍掛山、富士写ヶ岳、大日山が奇麗に見渡せます。

海側へ目を移すと近くは山中温泉から加賀平野。遠くは日本海までを一望する事が出来ます。

手持ちのガスバーナーで湯を沸かしてインスタントコーヒーを二人で飲みます。

一息いれてインタビュー再開です。

A「今までのお話をお伺いする限り、私には失礼ながら一般の方々とは違う何か鋭い感覚をお持ちにみえるのですが。なにか競輪の道に進まれるきっかけはありましたか?」

伊「小学生の頃から新聞配達をしていました。高校の頃は旅館で板場のアルバイトもしていて、その時思ったのが重労働の割には頂けるものが少ないかなと(笑)。」

A「なるほど。僕も小学3年生の頃から新聞配達をしていて高校の頃はバイト部でしたからお気持ちは良くわかる気がします(笑)。いわゆるマックジョブ的な決められた事を淡々とこなす作業は対価が限定されていますね。しかしその行動力には恐れ入りました(笑)。」

A「ところで水無山は初めて登られたとの事ですが、ご感想は?」

伊「楽しまさせて頂いています。海も見えるし見晴らしいいですね!ただ、ここへ一人で來る事が出来たかというと無理があったと思います。登山口が分かりにくく道しるべが無い分岐もありましたし、一人で来る気にはなれなかったでしょうね。」

A「なるほど。少しでも伊藤さんが喜んで頂ける手助けが出来て私も嬉しいです(笑)。水無山ですがもう少し整備に力を入れたら山中温泉の観光の呼び水として使えそうですね!今は山の人気が高いですからそれに乗っからないと(笑)。ところで全国を転戦されていらっしゃいますが我々の住む街、加賀市について何か思われる事はありますか?」

伊「そうですね。加賀市は素晴らしい街ですね。新幹線がいよいよ開通されて東からの来訪者も増えるかと思います。東方面からの友人知人に良く聞かれる事が『加賀温泉って何処にあるの?』と言った質問です。彼らはその名前がいくつかある温泉地の総称という事を知らないんですね。加賀温泉と呼ばれる単独の温泉地があると勘違いをしています。JR西日本にメールを送り『加賀温泉郷駅』に変えたほうがいいですね。と提案してみたのですが、返信されたメールの内容では取り合ってもらえないような感じでした(笑)。」

A「なるほど。確かに私は根っからの加賀市民なのであまり違和感を感じませんでしたが、初めて来られる方々の目線に立てばそうなりますね。」

伊「そうですね。」

その後、二人で愛する加賀市について熱く語り合いましたが、このブログでの政治色の強い表現の流布は私の本意ではないので割愛させて頂きます。

二人は展望台を降りて頂上に向かいます。50メートル程歩いた所が頂上です。

残念ながら今は藪が生い茂り眺望はあまり良くありません。

30年位前まではまだそれほど藪は濃くなくて、ここからも一面加賀平野を見渡す事が出来ました。今でも残雪期では良い眺望が開けるはずです。

近くには電波塔があります。

二人で見学して下山します。

下山道は電波塔の工事用車両が通っていたと思われる林道沿いを選びました。

この他に、道の駅である『ゆけむり健康村 ゆーゆー館』前の登山口へ繋がるルートもあります。

林道と言っても現在は使われていない様子でかなり荒れていて車両での登坂は難しいでしょう。

林道の終わりには源氏山に繋がる道があり、昔そこにはアスレチックジムがありましたが、今はその名残だけが残されています。

医王寺のとなりの白山神社の横に降りて無事下山完了です。

A「お疲れさまでした。」

伊「お疲れ様でした。」

二人はその後。話足りずに伊藤さん行きつけの喫茶店に向かいました。

その3へ続く・・・。

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