かつての都、京都から遠く離れた南加賀地方ですが、平安時代末期、日本を大きく動かす戦いが繰り広げられた事をご存じでしょうか?
それは日本史の上では治承・寿永の乱と呼ばれていて、源平合戦で知られている戦いの一つです。
今から839年前の寿永2年、南加賀地方で繰り広げられたこの戦いは篠原の戦いと名付けられています。
新平家物語14にこの戦いの様子は詳しく書かれていて、それによれば敗走の平氏軍は大聖寺、山代、山中方面に散り散りになったとあります。
(因みに僕は視覚障害の影響で、紙に書いてある活字は殆ど読めなくなって来ているのでオーディブルで聴いています。)
確かに平家伝説は山中温泉西谷、東谷地方ではまことしやかに語られている様で、中でも大土町の「ラジオが普及する前、村人達は京ことばを使っていた。」といった逸話は大土町が山あい深い場所に位置する事から考えると信じたくなります。
篠原の戦いと言えば歌舞伎の演目でもある様に、木曽義仲と斎藤実盛の逸話が全国的にも有名ですが、その他にも壮絶な歴史が存在します。
小矢部市では「義仲・巴プロジェクト」なるものが立ち上がっております。
これはNHK大河ドラマで取り上げる為の運動です。
もし採用されたら篠原の戦いも当然クローズアップされる事でしょう。
上手くコラボされるといいですね!
コメント