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金融庁が注意喚起!レバナスは危険!?

投資
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金融庁が注意喚起!レバナスは危険!?

Atsushiです。

前回に続いて株式投資のお話をします。

前回のブログを見逃した方はこちら

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中途障害者のゆるゆるサバイバルブログ

ここでは主に実体験を基に儲かるお話ではなく、もっと消極的に損をしない投資法を考えてみようと思います(笑)

という事で先ずは株式市場に存在する落とし穴を一つ深堀りしてみましょう!

ナスダック市場に沸いた昨年

昨年末まで米国株、中でもハイテク株市場であるナスダックが順調に成長してきました。

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでコロナショックの暴落はいったい何だったのかといった感じでした。

これは主に世界を牛耳るアメリカの巨大企業が業績を大きく伸ばした事が原因と考えられます。

GAFAM(Google、apple、Facebook、Amazon、Microsoft)なんて企業は超有名ですね。

他にもテスラやネットフリックスといった今では誰もが知る会社も急速に業績を伸ばして市場をけん引してきました。

それと共にNASDAQ100指標の値動きに連動する米国株のインデックス型ETFが注目され、日本でも多くの個人投資家が投資しています。

ETFって何?

ETFとは株と同じように運用できる投資信託の一種です。

日経平均やニューヨークダウ平均などの株価指標と同じ様な値動きをするものはインデックス型ETFと呼ばれています。

コモディティと呼ばれる原油や金、小麦など原材料の価格に連動するETFもあります。

この中でインデックス型のETFの特徴として

・一株から購入出来るものが多く、少ない資金で購入できる。(国内株式の個別銘柄は100株単位の取引がほとんどで多くの資金が必要)

・売り買いが自由に出来て換金に手間がかからない。

。株の詰め合わせパックみたいなものなので大きなリターンは期待できないがリスクは少ない。

・プロの投資家が運用するアクティブ系ファンドに比べて手数料が断然安い。

といった感じです。

長期投資に向いていてNISAを利用すれば、一定期間は売却益に対する税金が免除されます。

インデックス型ETFの仕組みは簡単で購入されたお金を運用会社が一括して対象となる指標と同じ比率で株を売り買いします。

単純なので手数料が驚くほど安いです。

ところで昨年の上昇相場でレバレッジ型ETFが個人投資家の間で流行しました、

そこへ絶好調のNASDAQ100の指標にレバレッジをかけた「レバナス」が大人気になりました。

「レバナス」とは大まかに言うとナスダックの代表銘柄100に2倍~3倍のレバレッジを掛けたETFになります。

レバレッジとは「てこの原理」という意味ですが、金融業界でレバレッジといった場合には、信用取引を利用することで、自己資金のリターンを高める効果が期待できることを指します。

インバースは指標の逆の動きするもので下げ相場に利用します。

仕組は信用取引の「空売り」と呼ばれる手法を利用しています。

レバナスを金融庁が注意喚起

確かに上昇幅も下落幅も2~3倍になるとあっては上昇相場においてはある意味魅力があると言ってもいいかもしれません。

仕組を理解されて勝負される方は一向にかまわないと思います。

ただ、投資初心者さんの間にはこのETFを良く理解しないまま長期運用される方がいらっしゃるようです。

金融庁は以前からレバレッジ型、インバース型のETFには十分注意するように注意喚起していましたが、今回はNISA(少額投資非課税制度)も適用の対象外にするとのニュースがありました。

金融庁案内文(PDF)

レバレッジ型・インバース型ETFは減価する

 

大人気のレバナスですが金融庁が警告をするほど大きな落とし穴がある事を理解しなければなりません。

レバレッジ型ETFの場合、下落局面においては損失も2~3倍になるリスクは想像出来るかと思います。

ただ仮にレバナスを持っていて相場が下がり、かなりの含み損を発生させてしまった場合、

「今は下落していても5年後に値を戻せばいいや。」

と思っている方がいらっしゃったらそれは要注意です。

レバレッジ、インバース型のETFは複雑な運用方法の為、上昇下降を繰り返して行くうちに減価して行く特性があります。

ETFの価値そのものが目減りしていくのです。

つまりNASDAQ100の指数が暴落から立ち直り、5年後に元の値段に戻してもレバナスは8割の価格に減価していた。

といった事は普通にありえるのです。

その他手数料が高い事も知っておかなければなりません。

信用取引を利用して運用している為、手数料は割高になります。

以上の事からレバナスを含むレバレッジ、インバース型ETFは、中長期投資には向いておらず、リスクを承知の上で短期で勝負する方法に適したETFと言えるでしょう。

まとめ

今年に入り、主にアメリカのインフレに起因してアメリカ市場の好調に急激な陰りが見えてきました。

好調だったナスダックは特に下落幅を広げています。

先の事は誰にも分かりませんが、過去の実績を考えると長い時間の中で市場は成長していき、いずれは再び元に戻る可能性が高いです。

しかしレバナスを始めレバレッジ、インバース型ETFの長期運用には思わぬ落とし穴があります。

十分お気を付け下さい。

ではまた。

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